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2008年2月

2008年2月29日 (金)

メロメロポッチで

20070624123112_1184 (写真はふみ子の海PRで出た何でも鑑定団のお宝。もうそろそろ写真がそこをついてきたのであせっています。)

 昨日は絵本の搬入に近江町の知る人ぞ知るライブハウス、メロメロポッチに行って来ました。 するとマスター不在。常連と思しきお客さんが一人店番をしていらっしゃいました。マスターを待ちつつお話をしていると、なんと、私が以前ふみ子のチラシをお渡しした方で、初日に見に行ってくださったとか。すごい偶然ですね。メロメロポッチでチラシを手配りしたのはチラシを置いてもらいに行ったその日だけなんですよ。

 たまたまその時にチラシを受け取ってくださった方が映画に来てくださって、その上偶然マスター不在の状況でまた出会って、感想まで聞かせてくださったのだから。

 うーん、ふみ子に呼ばれてますね。

理子ちゃんのひた向きな演技のこと、高橋恵子さんのことなど話した後で、一緒に映画を見たお友達の様子を話してくださいました。

 その方はいつもいやな上司のことを愚痴っていたのですが、ふみ子を見た後、なんだか本当に穏やかで優しい顔をしていたのだそうです。高橋恵子さんの「私だって」からはじまる最後の言葉を聞いて、上司の気持ちが少し考えられるようになったとか。

 映画の力って本当にあるのかもしれないですね。映画と人とのささやかな出会いがその人の中の何かを動かしていく。なんだかすごいものを見ている気がします。

それからもうひとつ、メロメロポッチマスターの熊野さんが日記にふみ子のことを書いてくれましたよー。うれしー。(T_T)

こちらです。ぜひ読んでくださいね。→http://www3.nsknet.or.jp/~mineo/MERO/

それから、東北の方はすごいことになっているらしいです。配給会社シネマディストの方が書いているブログです。http://blogs.yahoo.co.jp/cinemadist/33688094.html

これを読んでいると、東北の盛り上がりも単に配給会社の地盤が固いと言うことではなさそうですね。映画を見た人が「たくさんの人に見せたい」という強い思いを持って動いていく。これも映画の力と言うことなのでしょうね。

 いったいどんな映画なんだろうと思われた方がいましたらぜひシネモンドへ。

3月7日までなのでお早めにどうぞ。

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2008年2月28日 (木)

石川県自主上映最初の場所が決まりました。

20080223142734_0850  前回の記事はちょっと力が入りすぎてしまったかなと反省中。

 ふみ子の海、シネモンドさんで好評上映中です。あいにくの天気が多い中、劇場に足を運んでくださった方々、ありがとうございました。 よろしかったら感想をお寄せください。

シネモンドさんでの上映は3月7日までです。見てない方はお急ぎくださいね。

3月2日と4日、10時10分からバリアフリー上映があります。副音声解説付きです。FMラジオとイヤホンをもってご来場ください。野村もラジオを持っていく予定です。障害者手帳をお持ちの方はご本人と付き添い一名まで入場料1500円のところ1000円になります。どうぞよろしくお願いします。

さて、またまた速報が飛び込んできましたよ!

6月21日加賀市での上映決定!

石川県での最初の上映地は加賀になりそうです。ミニキネマ加賀さんや社会福祉協議会さんなどなどが主体になった大きな上映になりそうです。

加賀市のみなさん、あなたの町にふみ子が行きます。どうぞよろしくお願いします。

そのほか、小松市と金沢市でも上映が動き出しそうです。金沢の上映には盲学校の先生方も個人で協力してくださっているとか。(T_T)なんだか人のつながりってありがたいなぁと思うこのごろです。

 よし、応援がんばろう。毎回書いているけれど新たにそう思うのむらでした。

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2008年2月25日 (月)

シネモンド初日

 20080223143200_0854 2月23日はシネモンドさんでの上映初日。私の父、原作者の市川信夫も挨拶をさせていただきました。

 粟津キヨさんとの出会いや映画の出来た経緯を話し、「大変な時代ですが、いやな目にあったときは心の中で『ハイ、師匠』とつぶやいて明るく乗り超えていってください」と結び、大きな拍手をいただいていました。

   雪の中ふみ子の海を見に来てくださってどうもありがとうございました。

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20080223142400_0844_320080223142518_0846_2 写真中央→まどかもカウンターに入れてもらいました。「一日店長さんですか?」と聞かれて嬉しそうでしたよ。写真右→山路ふみ子賞のときに書いていただいたふみ子 役の鈴木理子ちゃん、優しい姉弟子役の尾崎千瑛ちゃんのサインも飾ってありましたよ。

 あいにくの天気もあり、お客さんは2回合わせて50人ほど。でもその人数だからこそのお客さんとの親密な距離があり、とてもいい上映会でした。 本当にひどい吹雪だったのですが、盲学校の生徒さんも来てくださったんですよ。お二人の生徒さんと父を引き合わせることが出来ただけでも本当に大きな収穫でした。

 「1000人感動」のときはそれはそれでうれしかったけれど、今回の上映ではそれとはまた違う良さがありました。杖をついてひとりできてくださったおばあさんがいたり、目を真っ赤に腫らした女性が携帯で「すごくよかったよー」と誰かに電話していたり。新聞やホームページを見てきましたと話しかけてくれる方があったり。それだけだって本当にすごいことですよね。

 1000人、6000人という群集としてではなく、一人ひとりのお客さんの姿が見えて、その気持ちが伝わって。そういう姿を見ることが出来ただけでも私にとっては大きな収穫でした。 

 新潟や東北での盛況を聞いているとついつい、ふみ子の海という映画が売れる映画、ヒット作のように思えてしまうのだけれど、それは違いますよね。

 ふみ子の海は売れない映画です。けれどそれを見た人の心に何かを残して感動の輪を少しずつ広げていける映画です。それがたまたま新潟や東北での盛況になったというだけなんですよね。だからもし売れる映画として売ろうとすれば道を誤ってしまうことになる。

 ふみこの本が出たとき「(盲学校の)寄宿舎が就寝時間になった後、布団をかぶって寝たふりをしながら(点字のふみ子の海を)読んでいました」という感想を聞きました。また、「映画を見て視覚障害のことを知った」「明日もがんばろうと思った」とブログなどで感想を書いてくださる方もいます。そんな一人ひとりに確かに届けていけたらなぁと思いました。

 映画が終わった後、「今度の土曜日に孫と友達を連れてまた見に来ます」と話しかけてくれた女性がいました。小松から小さな二人の子供の手を引いてきてくれて、涙をぬぐいながら「小松でもやろうね。たくさんの人に見てもらおう」といってくれた友人の姿も。映画の地元新潟でも無く、配給会社が強い地盤を持っている東北とも違う、ここ石川県でのふみ子の海の新しい流れがこの50人から生まれていくようなそんな予感を感じる上映会でした。よし、応援がんばろうっと。

 ところで、「ぼくはこの映画が終わって出てくる人の顔を見るのがすきなんです。」とシネモンド総支配人の上野さん。いい人だなぁ。

 

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2008年2月22日 (金)

いよいよ明日からシネモンドで上映です!

Img005 いよいよ明日から金沢香林坊109の4階シネモンドさんで「ふみ子の海」が公開されます。今日は北陸中日新聞さんに記事が載りました。なかなか大きな記事でしたよ。

 さっそく「中日新聞みたよ」というメールが入っていました。

当日の舞台挨拶は一回目(10時15分の回)の終わりと2回目(2時25分の回)のはじめにあります。

 前の記事で書いたように樋口さんのポストカード(一枚150円)と原作サイン本(理論社刊2100円)の販売もあります。

  たくさんの方に来ていただけたらうれしいです。「ふみ子の海」どうぞよろしくお願いします。

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2008年2月19日 (火)

原作本と絵葉書の販売です。

Main  春が待ちどおしい日々ですね。先週末、大雪の中、雁木通りを歩いてきました。雁木というのは町家の軒下に通路を作った雪国ならではの建築物です。

 映画で盲目のふみ子が外道から雁木に入り、「あ、雪がやんだ」というシーンがあるのですが、雁木に入ると雪をしのげるのでちょっとほっとします。

あと4日で「ふみ子の海」シネモンドロードショーです。23日は父の挨拶とサイン本の販売があります。ぜひ来てくださいね。

それからもうひとつ、高田のPRも兼ねて、町家や雁木どおりを暖かいタッチで描かれているイラストレーター、ひぐちキミヨさんのポストカードの販売もしますよ♪ふみ子の海のロケ地になった町家の絵もあるそうなので楽しみです。

 高田の町家手ぬぐいなど売っている、上越の雑貨屋「ここちすたいる」さんのホームページにポストカードの画像がありますよ。よろしかったら見てくださいね。

http://www.cocochi-style.com/index.html (「ここちすたいる」さんホームページ)

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2008年2月17日 (日)

上越リージョンプラザと糸魚川での上映

Img004 記事は2月3日新潟日報。

2月16日は上越リージョンプラザでの上映でした。地元上越でのアンコール上映です。この日は監督さんや理子ちゃんが来るとの話もあったのですが、横浜見本市で仕事が出来たとのことで残念ながら父だけの舞台挨拶に。けれどアンコール上映にもかかわらず、初回は500人の定員をはるかにオーバーしてしまい、たくさんの方に2回目に回っていただくという事態も。大変な盛況だったそうです。

 そして17日も糸魚川でのアンコール上映。こちらも大変な盛況だったそうです。新潟はまだまだ熱いです。

そしてふみ子の海はついに、海を渡り!

佐渡ヶ島へ。こちらの上映も楽しみですね。

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毎日映画コンクール授賞式

Water_lilies ふみ子の海で、ふみ子の按摩の師匠、笹山タカを演じられた高橋恵子さんが毎日映画コンクールで女優助演賞を受賞されました。

授賞式の後の祝賀会に父も招かれて参加させていただいたそうです。

ふみ子役の鈴木理子さん、ふみ子のお姉さん弟子サダ役の尾崎千瑛さんがいっしょに「ハイ、師匠」と花束を渡すなどほほえましいシーンもあったとか。高橋恵子さんも女優の師匠としてでしょうか、暖かく応えていらっしゃったとか。高橋恵子さん本当におめでとうございました。

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北國新聞の記事

Img003 お、すののんさんに言われて思い出したのですが、北國新聞さんの取材を受けたときの記事です。地方欄を探したけれど載っていなかったので載らなかったのかなと思ったら……芸能欄でした。芸能欄に載るなんてたぶん一生に一度のことですよー。隣の記事がミス日本というのはかなりきついですが。

 こんなに大きな記事にしてもらえました。いろんなことをたくさん話したのですが、コンパクトにまとめていただいてありがたかったです。

気になる反響は……周りは誰も気づいてくれず(涙)でも新聞を読んで来てくれた方がひとりでもいらっしゃったらうれしいです。

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ふみ子の海の感想その3

主演の鈴木理子さんのファンでずっとふみ子の海を応援している

すののんさんからも力作のレビューがとどきましたよー。

>正直恥ずかしいです。相手”プロ”ですから;;;
とメールにあったのですが、そんなことは無いです。

私も絵本以外の文章はものすごく時間がかかった上になかなか言いたい事をかけなかったりするので。思ったままの感想でいいですよ~。「おもしろかったよ」と言う程度でも

構えず気楽に書いて下さったらうれしいです。

※※※※※※※※※※※※

某日、週末友だちと行く予定も入れていたので
その前に泣かないように(タオルもって)練習の為
一人で映画館で見ました(1回目)
ストーリーより主人公の演技ばかり見てたように思います。
本家の主人中村敦夫にふみ子があんま修行に出る決心を伝え頼みこむシーン。まさに、そこにふみ子がいたように見えました。小さい体全体の演技。素晴らしかったと思いました。後半のヘレンケラーに会いに行く行かないのシーンをベストにあげる人も多いようですが、あのシーンが最高だったのは、やはりカメラワーク等演出及び共演者の力も大きいと思います。合計3回確認しましたが、ボク的には断然あのシーンの演技ががベストでした。
で、肝心の映画自体ですが、1回目は全く泣かなかったです。
やはりファンの悲しさ。ストーリーに集中できてなかったようでした。

2回目
芸者遠野凪子が軍人遠藤憲一にタンカ切るシーン。
何故かあのシーン右目から一粒涙が出ました。あとは2回ほど。
その時ちょっと自分なりにわかったような気がしました。
この映画「ふみ子に同情して泣く」「ふみ子が”おしん”状態で泣く」
そういうの全然ないんですよね。やっぱり。
なぜなら最初からふみ子は全盲だけど他人より強く明るく優しく特別なんです。今日生きる勇気も明日生きる希望も他人以上に持ってると感じました。だから、周りの人たちが、それに魅せられて彼女の為に一肌脱ぐ。
観客はふみ子に感情移入するのではなく、
一肌脱ぐ回りの人たちに感情移入して泣くんでしょうね。
普通の人がなかなか持てない「勇気」とか「強さ」とか「希望」とか
そんなものを「ふみ子」からもらって感動するんだなぁと感じました。

3回目(友だちと)
3回見ても面白く見れました。
とにかく季節と話の展開が早く時間も短いので、
あっという間に終わるというかんじです。
逆に言えば「雨のシーン」(旧家の塀?の前)みたいに
人がいる(大自然じゃなくて)キレイなシーンもあったんですけど、
少し余裕がないのか、もう少し”セリフがなくてもゆっくり見せる”。
そういうシーンが欲しかったような気もします。
ただ全体的にテンポがあってみやすかったです
季節を感じる舌。きれない海と貝殻の音。
個人的には感覚的に捕まえきれない点もありました。

個人的にはそんなに涙涙って映画ではなかったです。
場内は後半鼻すする音がけっこう聞こえましたけど。
(一人で映画館は始めてなので、緊張感があったのかも)
沢山の他の人の感想も読んで感じたんですけど、
やはり号泣するしないの差は年齢によって全く違うと思いました
そこそこ年齢いった人(特に子どもがいる人)は号泣するようです。
若い人は”ポロリ”と良い涙を何ヶ所かで流す。そんな感じでしょうか。

最後の高橋sのセリフ印象的でした
「あの子はわたしたちと違う」みたいなセリフ。
なにか主演とだぶって余計感動しました。
高橋s満票で第62回毎日映画コンクール女優助演賞。
「映画を引っ張った」「撮影所の伝統を守っている」などの高い評価。
審査員の年齢層もあって良い意味でノスタルジックな評価なのかなぁと。
個人的には主演の演技は一歩も引けをとってなかったと思いました。

※※※※※※※※※※※※

ありがとうございました。正直な感想でとてもありがたかったです。

10代20代(ですよね?)の人がどう感じているのかというのは一番知りたかったところなのでうれしいです。

理子ちゃんはすごいですよね、やっぱり。旧今井染物屋でヘレンケラーの話をするシーンを生で見たのですが、すごかったです。高橋恵子さんの出す緊迫感と迫真の演技を受けて「おらのせいでサダちゃんが!」と出る。しかもそれを何回も撮るのですから。

 理子ちゃんのシーンで私が一番好きなのはヘレンケラーの本を読むシーンです。うしろすがたから伝わってくるひた向きさがとても尊いものに思えました。

 「号泣するかしないかは」という分析はそのとおりですよね。私も試写会ではじめてみたときは「とうとう映画になったんだな」という気持ちはあったものの涙は出ませんでした。でも、昔話をしたり鼻をすすったりするおばあちゃんおじいちゃんたちと何度も映画を見ていると、なんだかだんだん映画の見方がわかってくるんですよね。タイムマシンに乗せてってもらう感じとでもいうのか。

 ふみ子の海の「ノスタルジイ」が単に「昔は良かった」というのではなく明日の自分を暖めるものになってくれたらいいなと思いました。

素敵なレビューをありがとうございました。

じゃがりこの宣伝を見るたびに「これ、理子ちゃんがやればいいのにー」と思うのって私だけじゃないですよね。

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2008年2月14日 (木)

ふみ子の海の感想その2

娘インフルエンザのためちょっと更新が滞っておりました。すみません。

おおつきさんからさっそくレビューをいただきましたよ。

※※※※※※※※※※※※※※※※

こんにちは!
今日、拝見させて頂きました。
父のおごりで(すみません…)家族4人。

上越で育った母を持つ私にとっては、とても懐かしいというか、
そんなだったのね〜って思うところがいくつもありました。
お麩やさんとか、いいですよね〜。
四季もとってもきれいな映像になってて… 誇るべきわがふるさと!
そんな感じでしたね。
海もよかった〜。
「優しくて、きれい。かあちゃんみたいだ」ってセリフ。
娘に「海」という漢字をつけたから、さらに嬉しかったりして。
名前負けされたら困るけど。
残り3人はどう観たか…
子ども達にとってはおもしろくなかったでしょう。
でも、こういう生き様って、やはり知っていてほしい。
そう思います。

全盲の方の生活も… すごいですよね。
見えないから感じてる、その力は見えてるよりもすごい。
本当にその通りだな〜と思いました。

町の小さな会場でした。
映画館なんて行ったことある?って感じのおじいちゃん
おばあちゃんがたくさんいて、いろんなシーンで声を出し、
涙をふいておられました。
懐かしかったり、感情移入だったりしたのでしょうね。
こんな風にたくさんの方が観られること、いいですよね。
方言もとってもよかったです(^^)

お母様とも少しお話しさせて頂きました。
市川先生とお話しできなくて残念でしたが…
娘さんの健康はいかがですか?
来週末、雪が多くて会えることを楽しみにしてますね!

※※※※※※

素敵なレビュー、ありがとうございました。

お麩やさん、原作には無いんですよね。たしか地元でスタッフの方が見つけて入ったシーンのようです。あっついおふを「ほっ、とっ、と」と言って手渡すシーン、なんかほんとにあったかそうでおいしそうですよねー。私も大好きです。

上越は海もきれいですよね。海辺の上越市立水族博物館でバイトをしていたことがあるので上越の海、なんだか懐かしいです。

小さい子は、見てくれたらうれしいけれど、映画の前に2時間座っていること自体退屈しちゃうかな?(^_^;)

まど坊元気になったのでキャンドルナイトたのしみです。ではまたどうぞよろしくお願いします。

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2008年2月 5日 (火)

ふみ子の海の感想

20070814193726_0059 ふみ子の海のレビューを書いてと

山形在住の大学時代の友人(konちゃん)に依頼したら

<ナイスタイミング!!
2月2日の午前中に見に行ってきました。>

と返事がありました。以下そのレビューです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


お世辞抜きで良い映画だったと思います。

雪深い田舎町の情景がリアルに表現されていたし、
(除雪が行き届かないので、道路の雪を踏み固めていくと家の玄関より道路の方が高くなる、とか)
貧しさ故に医者にかかるお金が無く、お薬師さまの真言を唱えるしかない様子、とか、
ゴゼにだけはしたくない、と母親が呟く場面、とか、
きっと、昭和初期の寒村は、本当にそうだったんだろうな、と。

時代の取り込み方も上手く、二・二六事件のラジオ放送(と、横暴な青年将校)や、ヘレンケラーの日本来訪も話の筋に無理なく絡めてあって、上手いなぁ、と感心しましたよ。

会場は満員のお年寄りで(敬老会か何かで動員がかかったのかもしれません)
上映中も会場のあちこちでぼそぼそと感想が漏らされていました。
たしかに昔はこうだった、というような好意的な溜め息や、笑い声が何度も聞こえてきました。
上映後も、涙をためながら席に座ったままの人がいたりして、
そういうところからも、ああ、いい映画だったよな、と思いました。

わかりやすさのために、人物の性格が少し勧善懲悪的で極端な感じもありましたが、
客層を考えれば、妥当だったかと思います。

時間の経過を示す風景の描写も美しくて、見惚れました。
細かいところまで神経が行き届いていて、作品に対する愛情の深さが見てとれます。

本当に良い映画でした。

お父様に良い作品を作ってくださって、ありがとうございます、と、お伝えください。
ではでは。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
細かいところまで見てくれてありがとう。近くに来たときはぜひ遊びにきてね。

ふみ子の海の特徴として、普段あまり映画を見ない層の方々が足を運んでくださっているというのがあるのかなと思いました。

 フランス映画やちょっと小難しい映画を好んでみていた時期に、寅さんをやっていた映画館から出てくるなんだか幸せそうなたくさんの顔を見て「ああ、これも映画なんだよな」と腑に落ちたことがありました。

 映画「笑いの大学」に再現されているみたいに、昔は劇も映画もみんなで大笑いしてみんなで大泣きするものだったんですよね。ふみ子の海の中にはそうした時代の映画の良さを再現しようと苦心されているところが随所に見られました。それによってたくさんの方の支持を得ているし、また逆に好き嫌い、賛否の分かれ道になっているとも思います。

 でもね、だいぶ前のヨン様ブームのときに思ったのですが、どんな分野でも創作するほうは常に既成のものの解体、新しいものの構築へと突っ走っていったのだけれど、その途中でどこかに大量のお客さんを落としてきてしまったのではないか。そうした視点からのものづくりというのがあってもいいと思います。もちろん客層に媚びるということではなく、渾身のストレートをど真ん中に投げる勇気を持つということで。

 話がそれましたが(いつもこうなんです。すみません)そんなわけでぜひ若い人にも見てほしいなぁと思います。それから古い時代を知る方々にはぜひ見て思い出してほしいです。今は物騒な事件も多くてどうしても人に対して構えてしまうけれど、困っている人がいたらすっと手を出してやるようなやさしさをたくさんの人が持っている時代があったんだよと。

えっと、「雪下駄のまちから」ではレビューも募集しています。

noranoradoあっとまーくnifmail.jp

(あっとまーくを@に変換してください。まで送ってください。お待ちしています。

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